ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウリヤーノフスク州」の意味・わかりやすい解説 ウリヤーノフスク〔州〕ウリヤーノフスクUl'yanovsk ロシア西部の州。州都ウリヤーノフスク。ボルガ川中流域にあり,州東部を北から南へ流れるボルガ川は,下流のボルガ水力発電所のダムにせき止められて,人造湖を形成している。その西岸は標高 200~300mのボルガ川沿岸丘陵,東岸は低地となっている。森林,森林ステップ地帯に入る。農業が主要産業で,コムギ,ライムギ,トウモロコシ,タイマ,テンサイ,ヒマワリ,ジャガイモなどの栽培と酪農が行なわれている。工業部門では機械,繊維,皮革,木材加工などがウリヤーノフスクを中心に立地,地方小都市では農産物加工が盛ん。州内交通は鉄道,ハイウェーによるほか,ボルガ川の水運も盛んで,ウリヤーノフスク,ディミトロフグラードなどの河港がある。面積 3万7300km2。人口 133万5921 (2006推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by