ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウワディスワフ1世」の意味・わかりやすい解説
ウワディスワフ1世(短身王)
ウワディスワフいっせい[たんしんおう]
Władysław I, Łokiełek
[没]1333.3.2. クラクフ
ポーランド王 (在位 1320~33) 。 1296~1300年にウィエルコポルスカ公の地位にあったが,ボヘミア王ワーツラフ2世の進出で敗北して亡命。ハンガリーの援助で 05年に帰国後,ワーツラフ2世の野望を打破し,諸地方とクラクフ市を盟主にした都市反乱をも平定。即位は晩年に実現をみたが,31年にはドイツ騎士団とも戦い,勝利を収めた。在世中は内外の反王権勢力を駆逐して王国統一の基礎を築き,その偉業を次代のカジミエシ3世 (大王)にゆだねた。
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