20世紀西洋人名事典 「ウージェーヌダビ」の解説
ウージェーヌ ダビ
Eugène Dabit
1898 - 1936
フランスの小説家。
パリ生まれ。
第一次大戦では、志願し従軍。一時画家となるが、文筆活動で生活を立てる事を決心し、戦時中の自らの体験を綴った「プチ・ルイ」(1926年)を発表。「北ホテル」(’30年)では、パリの下町の庶民の生活を描写し、第1回ポピュリスム賞を受賞。’36年ジッドらとゴーリキーの葬儀に出席するためソ連を訪問中、猩紅熱にかかり、客死する。他の代表作に短編「オアジス荘」(’32年)や「緑の地帯」(’35年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報