普及版 字通 「エイ・ああ」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] ああ
[説文解字]
[金文]
[その他]
[字形] 会意
医(えい)+殳(しゅ)。〔説文〕三下に「ちて中(あた)る聲なり」とするが、医は秘匿のところに呪矢をおく形。これを殴(う)つとき発する声をという。病をなおす呪術で、これを行う巫をといい、(医)の初文。は古く也(や)の声と近く、秦の〔新(しんせい)虎符〕に「行け(や)」とあるのは「行け也(や)」の意。また感動詞のも、の繁文である。
[訓義]
1. うつこえ。
2. 〔左伝、隠元年〕の「(ああ)、我は獨り無し」のは、の繁文とみてよい字。ああ。
3. のちの助詞「也」にあたる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ウツコヱ・クスシ
[声系]
〔説文〕に声として翳・・・など八字を収める。・()はの声義を承け、呪医に関する字である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報