エウリディケ(読み)えうりでぃけ(その他表記)Eurydicē

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エウリディケ」の意味・わかりやすい解説

エウリディケ
えうりでぃけ
Eurydicē

ギリシア神話の樹木の精で、楽人オルフェウスの妻。トラキアの野でアリスタイオスに追われて逃げる間に、毒蛇にかまれて死んだ。オルフェウスは、妻を慕うあまり冥界(めいかい)に下り、音楽で地下の神々の心を和らげ、地上に出るまで後ろを見ないという条件で妻を連れ戻す許可を得た。しかし、地上に出る寸前にがまんができなくなったオルフェウスは振り返り、その瞬間エウリディケはふたたび冥界に引き戻された。

[小川正広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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