精選版 日本国語大辞典 「えぐ」の意味・読み・例文・類語 えぐゑぐ 〘 名詞 〙 ( あくが強い意の「えぐし(蘞)」から出た語 ) 植物「くろぐわい(黒慈姑)」の異名。一説に「せり(芹)」をさすともいう。えぐな。《 季語・春 》[初出の実例]「君がため山田の沢に恵具(ヱグ)採むと雪消の水に裳の裾濡れぬ」(出典:万葉集(8C後)一〇・一八三九)「うちつけに、ゑぐつむかと思へば、裳裾おもひやられけり」(出典:蜻蛉日記(974頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例