黒慈姑(読み)クログワイ

デジタル大辞泉 「黒慈姑」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぐわい〔‐ぐわゐ〕【黒慈姑】

カヤツリグサ科多年草沼地に生え、高さ40~70センチ。秋、茎の先に茶色がかった穂をつける。また近縁オオクログワイをさし、塊茎食用にする。くわいづる。くわい。 春》沼尻に四五枚の田や―/冬葉

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「黒慈姑」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぐわい‥ぐわゐ【黒慈姑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くろくわい」とも ) カヤツリグサ科の多年草。関東、北陸以西の池や溝中に生える。稈は叢生し、中空で高さ四〇~七〇センチメートルになる。地下クワイに似ているがやや小さな黒い皮に包まれた塊茎がある。葉は退化して茎に鞘(さや)状になってつく。秋、茎頂に緑褐色の鱗片を密生した長さ約三センチメートルの筆の穂状の小穂をつける。中国、台湾で栽培し大形の塊茎を食用にするオオクログワイをいうこともある。くわいずる。いご。ごや。あぶらすげ。《 季語・春 》 〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒慈姑」の解説

黒慈姑 (クログワイ)

学名Eleocharis kuroguwai
植物。カヤツリグサ科の抽水性多年草

黒慈姑 (クログワイ)

植物。カヤツリグサ科の園芸植物,薬用植物。オオクログワイの別称

黒慈姑 (クログワイ)

植物。オモダカ科の抽水性多年草,園芸植物。オモダカの別称

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