エコフライパン(読み)えこふらいぱん

知恵蔵mini 「エコフライパン」の解説

エコフライパン

省エネ効果をうたったフライパン底面構造平面ではなくひだ状にすることで受熱面積を広げると共に、ガスコンロの炎が横に逃げるのを防ぎ、食材を効率的に加熱・保温できるとしている。しかし、この構造によってガスの不完全燃焼が引き起こされ、高濃度の一酸化炭素が発生する可能性があるとして、2015年3月、NITE(製品評価技術基盤機構)が注意喚起を行った。同年同月時点で一酸化炭素中毒などによる人的被害は発生していないが、警報器が作動する報告は寄せられており、使用環境や換気状況によっては死亡事故につながるおそれがあるとしている。

(2015-3-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android