翻訳|frying pan
フライ鍋(なべ)ともよび、薄く油をひいて食品を油焼きしたり、あるいは少量の油で揚げる、あるいは炒(いた)めたりするのに用いる、平たい片手付き鍋をいう。もともとは、パン(鉄の板)の名があるように、鉄板を打ち抜いたものであったが、いまではアルミニウムやステンレス、銅などのものも用いられている。また、内部に焦げ付きや食品の付着を防ぐための樹脂加工をしたものもある。
1700年代、北ヨーロッパで使いだされたものだといわれる。日本にこれが入ったのは明治になってからで、明治末期から大正にかけて徐々に普及していった。とくによく普及し始めたのは、大正時代になり、家庭でも洋風まがいの料理がつくられるようになってからである。
材質としては鉄板がよく、これは油ののりがよいからである。樹脂加工のものは油が平均にのりにくく、ムニエルなど少量の油を使う料理の味は鉄板のものに劣る。また、ステンレスのものは、錆(さ)びない点は手入れしやすいが、焦げ付いたりする欠点がある。これは、鉄板だと細かいくぼみが表面にあり、そこに油が入って、油がなじみやすいが、ステンレスではそれがないからである。また、厚手のアルミニウムのものも、特殊な用途、たとえばフライドエッグ(目玉焼き)など用として売られている。
手入れは、使用後によく洗い乾かしておく。とくに鉄板製のものは、洗ったあと水気をふいて火にかけ、完全に乾かしてから油を薄くひいて錆びないように気をつける必要がある。なお、鉄板製のものは洗剤で洗うと、くぼみに入りなじんだ油までとってしまうので、なじませるまでに時間がかかる。熱湯を使いよくたわしでこすりながら洗う程度にとどめておくことがだいじである。
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