デジタル大辞泉 「エステンセ城」の意味・読み・例文・類語 エステンセ‐じょう〔‐ジヤウ〕【エステンセ城】 《Castello Estense》⇒エステ城 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「エステンセ城」の解説 エステンセじょう【エステンセ城】 イタリア北部の都市フェッラーラ(Ferrara、エミリア・ロマーニャ州フェッラーラ県の県都)の市街中心部にある、四方を堀で囲まれた4つの塔を持つ、レンガ造りの城。◇14世紀のルネサンス期の北イタリアの中心都市だったフェッラーラは、1598年の教皇領に編入までの400年間、エステ家が領有していた町で、その居城がエステンセ城である。総延長9kmに及ぶ城壁は15~16世紀に建設されたもので、その内側は歴史地区になっていて、初期ルネサンス様式のテラコッタ装飾が施された宮殿が建っている。この建物は現在市庁舎として使われていて、内部には当時のフレスコ画やベネチアングラスのシャンデリアが残っている。城の向かいにはロマネスク様式とゴシック様式のドゥオーモ(聖堂)とその併設美術館がある。この一帯、およびポー川のデルタ地帯が世界遺産(文化遺産)に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報