20世紀西洋人名事典 の解説
エドウィン・アーリントン ロビンソン
Edwin Arlington Robinson
1869 - 1935
米国の詩人。
メーン州ティルベリ・タウン生まれ。
父の死によりハーバード大学を中退し、ニューヨークに出る。「夜の子ら」(1897年)で詩才を認められ、また作品がT.ルーズベルト大統領の目に留まり税関の職を与えられるが、大統領が変わると自ら失業者となる。アーサー王物語を扱った三部作「マーリン」(1917年)、「ラーンスロット」(’20年)、「トリストラム」(’27年)の第三作でピューリッツァー賞を受賞。E L.マスターズの先駆者的な面を持ち、詩風は空疎な人物の描写に優れた。主な作品に、「空を背にして立つ男」(’16年)、「詩集」(’21年、ピューリッツァー賞)、「二度死んだ男」(’24年、ピューリッツァー賞)、「全詩集」(’37年)など。保守的な詩人。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報