エドガールティーネール(その他表記)Edgar Tinel

20世紀西洋人名事典 「エドガールティーネール」の解説

エドガール ティーネール
Edgar Tinel


1854.3.27 - 1912.10.28
ベルギーの教育者,作曲家。
元・ブリュッセル音楽院院長。
シーナーイ生まれ。
オルガニストであった父から音楽を学び、1863年10歳でブリュッセル音楽院に入学。’73年ピアノ演奏で主席となり、’77年にはローマ大賞を受賞。メヘレンのレメンス音楽院院長を経て、’96年ブリュッセル音楽院の対位法、フーガ教授となる。1909年にはF.A.ヘーヴァールトの後任として同院長となり、翌’10年王室礼拝堂楽長。主な作品には「オラトリオ」(1888年)、聖歌劇「カタリーナ」などオラトリオや劇音楽が多い。また、グレゴリオ聖歌の研究家としても知られ、著作に「グレゴリオ聖歌研究」(’90年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android