現代外国人名録2016 の解説
エドワード ヴァン・ヘイレン
Edward Van Halen
- 職業・肩書
- ロック・ギタリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1957年1月26日
- 出生地
- オランダ
- グループ名
- グループ名=ヴァン・ヘイレン〈Van Helen〉
- 経歴
- オランダで生まれ、10歳の時に米国カリフォルニア州に移住。父親のヤンはクラリネット奏者であり、その影響もあって幼少から音楽の素養を積んだ。高校時代からギターでプロになることを目指し、1971年兄のアレックスとともにトロージャン・ラバー・カンパニーを結成。’73年にはバンド名をマンモスに変え、さらに’75年ヴァン・ヘイレンに改称し、米国大手ワーナー・ブラザーズと契約を交わして’78年キンクスのロックスタンダードをカバーしたシングル「ユー・リアリー・ガット・ミー」でデビュー。同年発表のファーストアルバム「炎の導火線」は新人としては異例の150万枚を売り上げたといわれ、同年3月には全米ツアーを、6月には早くも初来日公演を行った。以後、豪快で力強いハードロックサウンドで急速に人気を得ていき、’84年発表のシングル「ジャンプ」が全米第1位の大ヒット。’85年にはオリジナルボーカリストのデビッド・リー・ロースが脱退するも、元モントローズのサミー・ヘイガーを後任ボーカリストに招聘して製作した「5150」でアルバムとしては初の全米第1位を獲得した。以後、アルバム3枚連続で全米1位に輝き、売り上げ総数は6000万枚を超える。その後、バンドはヘイガーが脱退するなど、たびたびメンバーチェンジを行いながらも活動を続けたが、2000年咽頭ガンの診断を受け、闘病生活に入るため一時バンド活動を中断。完治後の2004年にはヘイガーの復帰とともに全米ツアーを再開した。2007年ロックの殿堂入り。2012年、14年ぶりのアルバム「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」を発表。2015年には、2013年の東京ドームでのライブを収めた「ライヴ・イン・ジャパン」をリリース。右手の指で弦を叩きつけるようにギターを弾くライトハンド奏法を広めた第一人者であり、米国ハードロック界きっての技巧派ギタリストとして後進に大きな影響を与える。他のヴァン・ヘイレンのアルバムに「戒厳令」(1981年)、「バランス」(’95年)、「ヴァン・ヘイレンⅢ」(’98年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報