20世紀西洋人名事典 の解説
エドワード・S. ホールデン
Edward Singleton Holden
1846 - 1914
米国の天文学者。
元・カリフォルニア大学総長,元・リック天文台長。
セントルイス生まれ。
陸軍士官学校卒業、軍務を終え陸軍大学校助教授となり天文学を講じる。1873年米国海軍天文台に転じ、サイモン・ニューカムと共に新設の65cm屈折望遠鏡で観測、翌年リック天文台設立に関与し、完成と共にその指導に当たる。1881年ウィスコンシン大学天文台長、1886年カルフォルニア大学総長、1888年リック天文台長を務め、その間コロラド州、南洋カロリン諸島で日食観測を行う。1889年太平洋天文学会を組織、1897年からはニューヨークに移り、「天文学概論」等の著作に専念。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報