エピクロス派

山川 世界史小辞典 改訂新版 「エピクロス派」の解説

エピクロス派(エピクロスは)

エピクロス開祖とするヘレニズム時代のギリシア哲学一派デモクリトスのように原子と空虚とを基本原理に立て,原子の結合でできた人間も死ねば結局生命なき原子に帰する以上,死後の生を思って不安や恐れを抱くには及ばないと主張し,人間は感覚基礎を置く穏やかな快に安住すれば,「平静不動」の境地が得られるとする。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android