ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 エポネマイシンの癌増殖抑制エポネマイシンのがんぞうしょくよくせい 土壌細菌などからの抗癌抗生物質の探索は盛んに行われているが,最近,フィリピンの土壌細菌から単離されたエポネマイシンは,毛細血管の生成を抑える作用を示した。これを癌組織に対して用いると,組織周辺の血管新生が阻害されて栄養補給を断たれ組織の増殖が抑えられることになる。まだ研究段階ではあるが,核酸などに作用しない抗癌物質として実用化に期待がもたれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by