ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エミーリア・ガロッティ」の意味・わかりやすい解説 エミーリア・ガロッティEmilia Galotti ドイツの劇作家,批評家 G.E.レッシングの悲劇。5幕。 1772年初演。横暴な領主の邪恋を退け,みずから願って父親の手で果てる娘の悲劇を描いた作品。レッシングは『ハンブルク演劇論』で,アリストテレスの悲劇論に準拠してドイツの市民生活を描いたドラマを主張しているが,これはその実践的作品。ドイツ近代劇の先駆をなし,シラーの『たくらみと恋』 (1784) に影響を与えた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by