たくらみと恋(読み)タクラミトコイ(その他表記)Kabale und Liebe

デジタル大辞泉 「たくらみと恋」の意味・読み・例文・類語

たくらみとこい〔たくらみとこひ〕【たくらみと恋】

原題、〈ドイツKabale und Liebeシラー戯曲。5幕の悲劇。1784年初演。レッシングの「エミーリア=ガロッティ」の流れを汲む作品で、貴族若者市民階級の娘の恋愛階級社会軋轢あつれきにより犠牲になるさまを描いた市民劇

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関連語 シラー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「たくらみと恋」の意味・わかりやすい解説

たくらみと恋
たくらみとこい
Kabale und Liebe

ドイツの劇作家,詩人シラーの悲劇。5幕。 1784年初演。レッシングの『エミーリア・ガロッティ』の流れをくむ市民劇で,階級をこえた恋の悲劇を描いて,ドイツ専制君主の宮廷腐敗をあばき,それに怒りと批判を浴びせた作品。「シュトゥルム・ウント・ドラング」の代表的作品。のちカマラーノの台本,ベルディの作曲でオペラ化 (『ルイーザ・ミラー』 1849) された。

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