現代外国人名録2016 「エミールクストリッツァ」の解説
エミール クストリッツァ
Emir Kusturica
- 職業・肩書
- 映画監督,ミュージシャン
- 国籍
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- 生年月日
- 1954年11月24日
- 出生地
- ユーゴスラビア・サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
- 学歴
- プラハ映画学院卒
- 受賞
- ベネチア国際映画祭新人監督賞〔1981年〕「ドリー・ベルを憶えている?」,カンヌ国際映画祭パルムドール(第38回)〔1985年〕「パパは出張中!」,カンヌ国際映画祭監督賞(第42回)〔1989年〕「ジプシーのとき」,ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞,第43回)〔1993年〕「アリゾナ・ドリーム」,カンヌ国際映画祭パルムドール(第48回)〔1995年〕「アンダーグラウンド」,フェデリコ・フェリーニ賞〔1995年〕,ベネチア国際映画祭監督賞(銀獅子賞,第55回)〔1998年〕「黒猫、白猫」,シカゴ国際映画祭ドキュメンタリー賞〔2001年〕「SUPER8」,モスクワ国際映画祭特別賞(第26回)〔2004年〕
- 経歴
- 学校にも行かず問題児だったため父により伯母の住むプラハに送られ、映画学校で学ぶ。卒業後、母国でテレビ作品を手がけた後、1981年「ドリー・ベルを憶えている?」で映画監督デビュー。「パパは出張中!」(’85年)、「アンダーグラウンド」(’95年)でカンヌ国際映画祭パルムドールを2度受賞するなど数々の賞を受賞。その才能を認められ、米国に招かれてコロンビア大学で映画の授業を持つ。他の作品に「ジプシーのとき」(’88年)「アリゾナ・ドリーム」(’93年)「黒猫、白猫」(’98年)「ライフ・イズ・ミラクル」(2004年)など。一方、1986年パンクバンド“ノー・スモーキング・オーケストラ”に参入。ボスニア戦争の激化で一時メンバーは四散するが、停戦後はジプシー音楽を取り入れ、国際的に活躍。2008年バンドを引き連れ初来日公演。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報