現代外国人名録2016 「エリウィーゼル」の解説
エリ ウィーゼル
Elie Wiesel
- 職業・肩書
- 作家,哲学者,人種差別反対運動家 ボストン大学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1928年9月30日
- 出生地
- ルーマニア・シゲト
- 学歴
- ソルボンヌ大学哲学科卒
- 受賞
- ノーベル平和賞〔1986年〕
- 経歴
- ユダヤ系。第二次大戦中の1944年、アウシュビッツ強制収容所に送られ、両親はじめ親族を失う。’45年ブッヒュンバルト強制収容所で解放を迎えるが、帰国せずにフランスのソルボンヌ大学で学ぶ。のち新聞記者となり、’56年渡米、’63年市民権を取得。’72〜76年ニューヨーク市立大学教授を務め、’76年からボストン大学人文学教授、’88年から哲学・宗教学教授。この間、’58年「夜」でフランス語作家としてデビュー。ホロコースト(ユダヤ民族絶滅政策)を奇跡的に生き延びた者としてその記憶を作品に託して伝える一方、人種差別反対運動の先頭に立ち、’86年ノーベル平和賞を受賞した。主な著書に、自伝3部作「夜」「夜明け」「昼」や「幸運の町」「エルサレムの乞食」、エッセイ「沈黙のユダヤ人」「二つの太陽のあいだで」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報