20世紀西洋人名事典 「エリザオジェシュコヴァ」の解説
エリザ オジェシュコヴァ
Eliza Orzeszkowa
1841 - 1910
ポーランドの女流小説家。
膨大な読書により独力で広い視野を身につける。ポーランド実証主義を代表する小説家である。「寡婦マルタ」では、婦人解放問題を、「メイル・エゾフォビッチ」では、ユダヤ人問題を、「がさつ者」では、農民問題を取り上げて、実証主義の主張を積極的に作品にした。代表作は、「ネマンのほとり」で、リトアニアのポーランド社会を描く働く者への賛歌で、自然描写が美しい。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報