20世紀西洋人名事典 「エリックギル」の解説
エリック ギル
Eric Gill
1882.2.22 - 1940.11.7
英国の社会哲学者,芸術家,活字書体デザイナー,作家。
ブライトン(サセックス)生まれ。
聖職者の子として生まれ、中世ゴシック、インド、エジプト芸術の影響を受け、建築図案や石彫、挿絵のジャンルで、宗教色の濃い作品を作り出した。ギル・タイプと呼ばれる古雅な活字書体は有名。工業生産より手工業を重んじ、個人商業文明に対して人間性の回復を主張した。代表作品に私家本である「ゴールデン・コカッレル・プレス」の挿絵や、「労働と余暇」(’35年)、「キリスト教と機械時代」(’40年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報