20世紀西洋人名事典 「エリーカルタン」の解説
エリー カルタン
Élie Cartan
1869.4.9 - 1951.5.6
フランスの数学者。
元・パリ大学教授。
イゼール県ドロミュー生まれ。
エコール・ノルマン・シュペリュールを卒業すると同時に教授資格試験に合格して研究者となった。1894年に「有限次元連続変換群の構造」で学位をとり、この論文は今日まで重要な課題を与えている。モンペイユ、リヨンの大学講師、ナンシー大学教授を経て、1912年にパリ大学教授となった。動座標系の方法を用いて、連続群論、位相幾何学、相対性理論などに多くの業績を残した。長男アンリも数学者でパリ大学教授である。著書に、「積分不変式講義」(’22年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報