日本歴史地名大系 「エリ穴遺跡」の解説 エリ穴遺跡えりあないせき 長野県:松本市寿地区北内田村エリ穴遺跡[現在地名]松本市内田 エリ穴松本平の東縁部、鉢伏(はちぶせ)山麓を西流する船沢(ふなざわ)川と塩沢(しおざわ)川の間、標高約七〇〇メートルの緩傾斜面にある縄文時代後・晩期の遺跡。昭和四二年(一九六七)調査され、住居跡一、集石跡三が検出された。多くの土器・石器が出土し、なかでも特に二〇〇点余の土製耳飾、二八体に及ぶ土偶の出土は注目された。〔刊行後の調査の進展〕平成七年(一九九五)に遺跡のほぼ全面にわたる発掘調査が行われ、縄文後・晩期の集落が全貌を現した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by