ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルフィンストーン」の意味・わかりやすい解説
エルフィンストーン
Elphinstone, Mountstuart
[没]1859.11.20. イギリス,サリー
イギリスのインド行政官,歴史家。 1795年イギリス東インド会社の書記となり,1801年プーナの宰相 (ペーシュワー ) バージー・ラーオ2世の宮廷駐在官補佐となった。以来,インド諸藩王国でイギリス支配権強化のために活躍した。ことに 11~17年のプーナ駐在官として,さらに 17~18年の第3次マラータ戦争での外交・軍事面での活躍は顕著なものであった。 19~27年ボンベイ州知事をつとめ,行政改革や住民対策に尽力し,27年退官,帰国した。主著に『インド史』 History of India (2巻,1841) ,『東洋におけるイギリス勢力の興隆』 Rise of British Power in the East (87) がある。
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