20世紀西洋人名事典 「エルンストヘフリガー」の解説
エルンスト ヘフリガー
Ernst Haefliger
1919.7.6 -
スイスのテノール歌手。
ダボス生まれ。
チューリヒ音楽院で学んだ後ウィーンでパツァクに、プラハでカルピに師事。1942年演奏会歌手として、’43年チューリヒでオペラ歌手としてデビュー、バッハ「マタイ受難曲」の福音史家や、’49年ザルツブルク音楽祭でオルフ「アンティゴネ」のティレジアスを歌い60年代にかけて欧米各地で活躍。’43〜52年チューリヒ歌劇場、’52年からベルリン市立歌劇場に所属。リートと宗教曲の名歌手として知られ、’71年以降はミュンヘン音楽大学で教え、傍ら声に関する著述活動も行う。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報