20世紀西洋人名事典 「エーゴンシーレ」の解説
エーゴン シーレ
Egon Schiele
1890.6.12 - 1918.10.31
オーストリアの画家,素描家。
ドーナウ河畔トゥルン生まれ。
1906〜09年までウィーン美術学校に学び、後にクリムトの知遇を得てその影響を受けた。’09年若い同僚たちと「新芸術グループ」を結成した。素描力に優れ、愛情の哀歓をフロイト的分析を加えて表現した。油絵、版画もある。第一次大戦中兵士として従軍し、その後ウィーンに戻るが終戦直前にスペイン風邪のため病死した。代表作に「女と二人の子供」(’17年、ウィーン、オーストリア美術館蔵)、「自画像」(’13年、ニューヨーク、個人蔵)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報