おあんなんし

精選版 日本国語大辞典 「おあんなんし」の意味・読み・例文・類語

おあん‐なんし

  1. 〘 名詞 〙 下等の女郎。または、女こじき。
    1. [初出の実例]「おあんなんしになる女(あま)もあれば、絹布(おかひこ)にくるまって」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

おあんなんしの補助注記

遊郭で格子内側から遊客に吸いつけ煙草を出し、「おあんなんし(お吸いなさいな)」と呼びかけたところから、安女郎のこととも、また、「おやんなさんし(お恵み下さいませ)」と物を乞うた女こじきのことともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 アマ 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android