デジタル大辞泉 「おうさきるさ」の意味・読み・例文・類語 おうさ‐きるさ〔あふさ‐〕 [名・形動]《「さ」は、…する時の意を表す接尾語》1 行ったり来たりすること。また、そのさま。「くらまへ通り、人力車の―目まぐるしい中へ」〈魯文・安愚楽鍋〉2 一方がよければ他方が悪いこと。物事の食い違うこと。また、そのさま。「とあればかかり、―にてなのめに、さてもありぬべき人の少なきを」〈源・帚木〉3 あれこれ思うこと。あれやこれや。「あるいは呉竹のうきふしをたがひに言ひ、―に物を思ふもあり」〈仮・田夫物語〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例