オオブンブク(読み)おおぶんぶく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオブンブク」の意味・わかりやすい解説

オオブンブク
おおぶんぶく / 大文福
[学] Brissus agassizii

棘皮(きょくひ)動物門ウニ綱ブンブク目に属する海産動物。ウニの仲間であるが、殻の輪郭楕円(だえん)形で前後区別があり、体表は茶褐色の短い棘(とげ)で覆われている。殻は大きく、長さ10センチメートル、高さ5センチメートルぐらいになり、表面には大の字形の彫り込み模様がある。日本産ブンブク類のうち、もっとも浅い所に産する種で、潮間帯から水深数メートルの砂利交じりの磯(いそ)の砂中に数センチメートル潜って生活している。本州四国、九州の沿岸に産する日本固有種。近似種のミナミオオブンブクは伊豆半島以南に広く分布する。

[重井陸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む