オガサワラゴキブリ
おがさわらごきぶり / 小笠原蜚蠊
[学] Pycnoscelis surinamensis
昆虫綱ゴキブリ目オガサワラゴキブリ科に属する昆虫。全世界の熱帯、亜熱帯の平地に広く分布し、土中や倒木下などに群生する。雄15ミリメートル内外、雌17ミリメートル内外で、前胸背の前縁に黄色の縁どりがあり、はねは褐色である。卵胎生(らんたいせい)で、幼虫は光沢のある黒褐色を帯びる。日本の分布は九州の薩摩(さつま)半島以南、および鳥島以南の島嶼(とうしょ)である。
[山崎柄根]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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