オガム文字(読み)オガムモジ(その他表記)Ogham writing

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オガム文字」の意味・わかりやすい解説

オガム文字
オガムもじ
Ogham writing

アイルランド語とピクト族の言語を記すために先史時代に用いられた一種のアルファベット。石に刻んだ碑文がグレートブリテン島とアイルランドから 500あまり出土し,多くは5~6世紀にさかのぼることができる。碑文は短く,人名が多い。アルファベットは,簡単なものでは 20文字から成り,文字の構造から,それぞれ5文字ずつの4グループに分類できる。ほかに,あとでできたらしい5文字がある。簡単な形は,石や木に単純な刻み目をつける方式によっている。ローマ字が輸入されてからも一種の暗号として用いられたが,これは「学者オガム字」 scholastic oghamsと呼ばれる。

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