オクロの天然原子炉(読み)オクロノテンネンゲンシロ

デジタル大辞泉 「オクロの天然原子炉」の意味・読み・例文・類語

オクロ‐の‐てんねんげんしろ【オクロの天然原子炉】

Oklo natural nuclear reactors》ガボン南東部の都市フランスビル北西約60キロメートルにあるウラン鉱床。鉱床中の放射性同位体の存在比が、通常地球上で見られる値と大きく異なっていることが発見され、1972年、フランス原子力庁は、約20億年前に同地ウラン鉱床で核分裂連鎖反応が自発的に生じたと結論付けた。地下水に溶け込んだウランが局所的に濃縮され、その水自体を減速材として臨界に達し、原子炉と同じ状態にあったと考えられている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む