おしなる

精選版 日本国語大辞典 「おしなる」の意味・読み・例文・類語

お‐し‐な・る

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 「言う」の尊敬語。おおせられる。おっしゃる。
    1. [初出の実例]「此後に邑中の賢豪に今一度をしなれと云事を料簡して人に云わせて」(出典:史記抄(1477)一七)

おしなるの語誌

( 1 )一五世紀に生じたもので、抄物に見られる表現。当初は「おせらる」と同等、あるいはそれ以上の敬意を表わしたものと考えられるが、時代とともに敬意度が下降し、一六世紀に至って「おせらる」以下のものとなった。「日葡辞書」(補遺)には「卑語」という注がついている。
( 2 )成立過程については、二説あり、一つは「仰せなる」の転であろうとする見方(辻村敏樹・高見三郎など)、他の一つは「お…なる」にサ変の動詞「し」をはさんだものという見方(湯沢幸吉郎)である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む