おばけの金太(読み)おばけのきんた

事典 日本の地域ブランド・名産品 「おばけの金太」の解説

おばけの金太[人形・玩具]
おばけのきんた

九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。
熊本市で製作されている。からくり仕掛けの玩具。黒い鳥帽子を被った赤い顔、どんぐり目。頭の中の部分に竹バネを仕込み後の糸を引くと、どんぐり目玉がひっくり返りあかんべえをする。加藤清正熊本城を築城した際、金太という足軽が面白い顔でよく人を笑わせ、おどけの金太と呼ばれたという。江戸時代に、人形師が金太の伝説をもとにからくり人形をつくりだした。一時途絶えたが、現在は復活。熊本県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「おばけの金太」の解説

おばけの金太

熊本県の郷土玩具。真っ赤な顔に黒い烏帽子を被った男の頭部をかたどった仕掛け人形で、糸を引くとあかんべぇをする。製造起源は寛永年間と伝わる。「目くり出し人形」ともいう。

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