オホーツク式土器(読み)オホーツクしきどき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オホーツク式土器」の意味・わかりやすい解説

オホーツク式土器
オホーツクしきどき

サハリン島から北海道北部およびオホーツク海沿岸,釧路付近以東の太平洋沿岸地方から千島にかけて分布するオホーツク文化に特徴的な土器。日本の平安時代に出現したと思われるが,終末鎌倉時代にも下ると考えられる。器形は頸部がすぼまり,胴部が丸い甕形をしている。一般に色は黒い文様は肩部に施され,刻み目文,線状あるいは波状の貼付文,さらにその上に刻み目をつけたものなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android