ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オランダ航空」の意味・わかりやすい解説 オランダ航空オランダこうくうKLM オランダの大手航空会社。2004年エールフランスと株式を交換するかたちで合併しエールフランス‐KLMグループとなった。運航は KLMの名前で独立して行なわれている。KLMは Koninklijke Luchtvaartmaatschappij NV(Royal Dutch Airlines)の略。1919年政府と民間の共同出資で設立,1920年アムステルダム―ロンドン間に定期路線を開設した。これは今日も続く世界最古の航空路線の一つとされる。1930年には当時最長のアムステルダム―ジャカルタ間 1万4000kmの航空路線を開き,第2次世界大戦中も運航を続けた。戦後は 1946年ヨーロッパの航空会社として初めて北大西洋線を開設,ニューヨークまでの定期運航を開始,また南大西洋線も開設し,南アメリカへも飛ぶようになった。1949年インドネシア独立に際してはガルーダ・インドネシア航空の設立に出資するなどの援助を行なった。2011年初の時点で日本を含む世界の主要都市約 100ヵ所に乗り入れ,保有機はおよそ 100機。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by