オル・サン・ミケーレ聖堂(読み)オル・サン・ミケーレせいどう(その他表記)Or San Michele

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

オル・サン・ミケーレ聖堂
オル・サン・ミケーレせいどう
Or San Michele

フィレンツェにあるイタリア・ゴシック建築。 1290年に穀物市場および貯蔵所として建設され,3階建ての矩形平面をもつ建物で,1階は吹放しロッジアであった。 1337年,1階を聖堂に使用するため,ロッジアのアーチ構造の柱間が壁でふさがれ,1404年にかけての改築によって現在の形になった。外壁には壁龕 (へきがん) が設けられ,彫刻が置かれたが,ナンニの『四殉教者像』 (1410~15) ,ドナテロの『聖マルコ』 (11~13頃) ,『聖ゲオルギウス』 (15~16頃,バルジェロ国立美術館) ,A.ベロッキオの『聖トマスの懐疑』などのすぐれた作品が多い。内部には,オルカーニャの『マリアの生涯』の浮彫連作 (1349~59) がある。

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