百科事典マイペディア 「オルティン・ドー」の意味・わかりやすい解説 オルティン・ドー モンゴルの民謡のリズム様式。拍節のない自由なリズムで歌われる様式。無伴奏あるいはモリン・ホール(馬頭琴),リンベlimbe(横笛)の伴奏で,日本の追分を思わせるゆったりとした旋律線を独特のメリスマ(装飾音)を多用しながら,いくつかの音は自由に引き延ばし,3オクターブにわたる広い音域で歌われる。サハではディエレティー,トゥバではウィルラル,バシコルトスタンやタタールスタンではウズン・キュイ,カルムイクではウト・ドゥンと呼ばれる。→ボグン・ドー/追分様式 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報