デジタル大辞泉
「トゥバ」の意味・読み・例文・類語
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トゥバ
ロシア連邦の一共和国で,モンゴルと国境を接する南シベリアにあり,面積17万km2。主都キジル。人口31万7100人(2010)中,トゥバ人64%,ロシア人32%。トゥバ人はチュルク系民族でモンゴル北西部や新疆北端のアルタイ地方にも住み,ラマ教(チベット仏教)が浸透。モンゴル人からはウリヤンハイと呼ばれる。この地域はモンゴル,清朝の支配をへて1911年ロシアに併合され,1921年タンヌ・トゥバ人民共和国として独立。1920年代にモンゴル人民共和国と合同する動きがあったが,1944年ソ連に併合,トゥバ自治州となり,1961年自治共和国に昇格。1991年主権宣言により共和国に移行,伝統文化や仏教復活の運動が盛ん。
→関連項目オルティン・ドー|シベリア|ボグン・ドー
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トゥバ
とぅば
Тува/Tuva
ロシア連邦中部にあるトゥイバТыва/Tïva共和国の旧称。1921年にタンヌ・トゥバ人民共和国として独立、26年にトゥバ人民共和国に名称を変更し、44年にロシア連邦社会主義共和国に属するトゥバ自治州となった。その後、61年にトゥバ自治ソビエト社会主義共和国に昇格し、91年のソ連崩壊に伴いトゥバ共和国になり、94年に現在のトゥイバ共和国となった。
[上野俊彦]
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世界大百科事典(旧版)内のトゥバの言及
【チューバ】より
…大型で低音の金管楽器の一種。その名は古代ローマの軍楽器トゥバから借りているが,19世紀中葉以来の歴史しかない。朝顔状の大きな開口がついた太い円錐管を,扱いやすく巻いて,変音用の弁を3~6個取り付けてあり,管形からはビューグル(元来は[角笛]の一種。…
【ラマ教】より
…ラマ教界の統轄者としてパンディタハンボラマが1764年以来置かれ,その歴代の就任には帝政ロシア政府の承認を必要とされた。アルタイ山脈北麓のトゥバ地方は今の[トゥバ]共和国であるが,ここにもラマ教が外モンゴリアから伝来した。ラマ廟の建立が始まったのは18世紀70年代からで,その後1世紀半の間にその数は22に上ったとされる。…
※「トゥバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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