オーディベルティ(その他表記)Jacques Audiberti

改訂新版 世界大百科事典 「オーディベルティ」の意味・わかりやすい解説

オーディベルティ
Jacques Audiberti
生没年:1899-1965

フランスの劇作家。ジャーナリストとして出発し,詩集《人間の民族》(1937)や小説《アブラクサス》(1938)などがあるが,劇作家としての名声に及ばない。1946年《コアト・コアト》で劇界に登場。47年演出家ビタリが若者の劇団コンクールで優勝した《悪は走る》で,彼の名声は定着する。62年コメディ・フランセーズが《体がむずむず》を上演した時はスキャンダルが持ち上がった。《黒い祭り》(1949),《乙女》(1950),《騎士ひとり》《グラピオン効果》(ともに1959)など,シュルレアリスムの影響を受けたその文体は,時には饒舌とも思える音楽的詩句を自由に操りながら,ユーモアとファンタジーとを混じえて,現代を代表するもっとも創造的な言語の演劇となっている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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