オーバーカッセル遺跡(読み)オーバーカッセルいせき(英語表記)Oberkassel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーバーカッセル遺跡」の意味・わかりやすい解説

オーバーカッセル遺跡
オーバーカッセルいせき
Oberkassel

ドイツボン近くにある遺跡で,1914年に男女各1体の人骨 (クロマニヨン人 ) が発見された。両人骨とも周囲の石とともに赤く着色されていた。これらの人骨に伴って,動物の骨といくつかの彫刻された骨器が発見されたが,石器の発見はない。伴出した骨器から,人骨の時代は,ヨーロッパ後期旧石器時代のマドレーヌ文化期と推定されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android