お里・沢市(読み)おさと・さわいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お里・沢市」の解説

お里・沢市 おさと・さわいち

浄瑠璃(じょうるり),歌舞伎の登場人物。
女房お里は夫沢市の眼病をなおすため毎晩,大和(奈良県)の壺坂(つぼさか)寺の観音にもうでる。お里の貞節信心がみのり,観音様の霊験により沢市の目がひらく。この話は明治時代になり「壺坂霊験記」の外題で定着して人気をえた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語 霊験記

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android