カイエビ類(読み)カイエビるい(その他表記)clam shrimp

最新 地学事典 「カイエビ類」の解説

カイエビるい
カイエビ類

clam shrimp

甲殻亜門鰓脚さいきやく綱双殻上目(Diplostraca)に属する側系統群。二枚貝様の背甲をもつ。カイエビ目(Spinicaudata)が石炭紀後期~現世,タマカイエビ目(Laevicaudata)がペルム紀前期~現世,キクラステリア目(Cyclestherida)がデボン紀中期~現世,Leaiinaがデボン紀~ペルム紀。現生種は約240種で,主に淡水の一次的水域に生息。背甲が化石としてよく保存され,化石種は殻の外形や条線などの表面装飾によって分類される。西日本の白亜系硯石層群からEuestheria産出ベルギーのデボン系Strud Lagerstätteや中国の熱河層群(義県層)などからは軟体部の化石がみつかっている。

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関連語 隼人 田中

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カイエビ類」の意味・わかりやすい解説

カイエビ類
カイエビるい
clam shrimp

鰓脚綱双殻目カイエビ亜目 Spinicaudataに属する甲殻類総称。一般に 1cm以下で,二枚貝(→二枚貝類)のような甲で覆われている。殻は薄く,内部が透けて見える。頭部と閉殻筋で殻とつながっている。頭部には大きな複眼が一対ある。胸部は多数の節に分かれ,それぞれに一対の付属肢がある。腹部は短い。水田などに生息し,耐久卵を産むことによって乾燥に耐える。カイエビなど世界で約 200種が知られている。化石としては古生代デボン紀後期の地層から出土する。(→鰓脚類節足動物

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