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耐久卵 たいきゅうらん resisting egg

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

耐久卵
たいきゅうらん
resisting egg

持続卵,冬卵ともいう。ミジンコワムシなどの卵の一種。有性生殖によりつくられる。厚い外皮に包まれていて寒冷,乾燥などの不適な環境に耐えることができ,環境がよくなると孵化する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

たいきゅう‐らん〔タイキウ‐〕【耐久卵】

低温や乾燥など、生息に不適な環境に耐えられる卵の総称。ミジンコワムシの場合、有性生殖によってつくられ、厚い殻をもつ。また、カブトエビホウネンエビでも見られる

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

耐久卵
たいきゅうらん

低温や乾燥などの生存に不都合な環境に耐えられる性質をもつ卵の総称。夏卵(からん)に対して冬卵(とうらん)とよばれることもある。ワムシ、ミジンコなどヘテロゴニー(周期性単性生殖)をする動物の耐久卵は、大形で厚い殻をもつ。卵殻の表面に棘(とげ)をもつものもある。染色体数はnである。ミジンコの耐久卵はキチン質の膜に包まれている。これらの動物の夏卵は雌卵(しらん)ともよばれ、春夏の環境条件のよい季節に、雌が半数性単為生殖で産む卵で、すべて雌となる。夏卵は楕円(だえん)形で、耐久卵よりも小形、卵膜は薄く透明、染色体数は2nである。また、雌雄同体である扁形(へんけい)動物の棒腸類も耐久卵をもつ。この卵は大形で、厚い卵殻と多量の卵黄をもつ。また棒腸類は、夏季の幼若で交尾器官の未成熟な時期には、自家受精により夏卵を産む。この夏卵は、卵殻が薄く卵黄量の少ない無色の卵である。[高橋純夫]

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