カエル類(読み)カエルるい(その他表記)Salientia; frog; toad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カエル類」の意味・わかりやすい解説

カエル類
カエルるい
Salientia; frog; toad

両生綱カエル目に属する動物の総称。無尾類ともいう。体は短く,尾はない。後肢が発達してとびはねるのに適した構造に変化し,多くは指と指の間に蹼 (みずかき) をもっている。指先吸盤をもつものもある。皮膚は裸出し,粘液腺により常に湿っている。雄は声嚢をもつものが多く,産卵期にはよく鳴く。原則として水中寒天質に包まれた卵を産む。幼生はいわゆるおたまじゃくしで,鰓をもち,水中で生活する。変態を終えたあとは肺と皮膚で呼吸をし,陸上生活をする。成体の生息場所は種類により水中,地中,地上,樹上などさまざまである。おたまじゃくしは雑食性であるが,成体は肉食性でおもに昆虫類を食べる。南北両極,高山などの極寒地,砂漠などの乾燥地を除き世界全域に約 2500種が分布し,日本には約 30種を産する。

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