後肢(読み)コウシ

精選版 日本国語大辞典 「後肢」の意味・読み・例文・類語

こう‐し【後肢】

  1. 〘 名詞 〙 後方のあし。うしろあし。後脚。
  2. (イ) 昆虫類にある最後方の一対の歩脚で、後胸から生じている。前脚や中脚より長いのがふつう。バッタなどでは特に発達し、跳躍肢となる。〔日本昆虫学(1898)〕
  3. (ロ) 脊椎動物四本のあしのうち後方の一対。
    1. [初出の実例]「前肢は短くして後肢は長し」(出典:小学読本(1884)〈若林虎三郎〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の後肢の言及

【手】より

…体肢はまた四肢ともいい,上肢upper limbと下肢lower limbに分けられる。動物でいえば前肢と後肢である。上肢と体幹との境界は,体表からいうと三角筋の起始をなす線(鎖骨―肩峰―肩甲棘(きよく))であるが,骨格から見ると肩甲骨と鎖骨は全部広義の上肢のうちに加えられる。…

※「後肢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む