食の医学館 「カキ肉エキス」の解説
かきにくえきす【カキ肉エキス】
○栄養成分としての働き
カキ肉エキスの特徴はグリコーゲン、タウリンが豊富なことと、高たんぱくなことです。タウリンはアミノ酸の一種で、カキのヌルヌルした部分に多く、人体ではあまり合成できません。血圧を正常に保ち、血栓(けっせん)を予防し、心臓機能を強化する作用があります。
いわゆるグリコーゲンは糖などから合成され、体内に貯蔵されます。しかし、カキのグリコーゲンは唾液(だえき)に含まれるアミラーゼで消化され、ただちに吸収されるので、疲労回復、滋養強壮効果に即効性が期待できます。
また、カキ肉エキスには、肝機能障害や脂質異常症の予防効果が期待されます。