かたひし

精選版 日本国語大辞典 「かたひし」の意味・読み・例文・類語

かた‐ひし

  1. 〘 名詞 〙 一方の端。片端。「から」「に」などを伴って、「はしから次々と、手当たり次第に」の意を表わす。
    1. [初出の実例]「近所はいひ合しやうに、将棋だをれと云ものにかたひしにたおるる事」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)京)
    2. 「其笑ふ顔共(かおども)を、かたひしから張砕いて退けんと」(出典浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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