出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…たとえば〈私の馬〉は,〈馬←私〉となるが,チベット・ビルマ語派の言語では〈私(の)馬〉のように,(格助詞を伴って)限定詞は前置される。(4)チベット語とカチン語のほかは,一般に日本語の〈一枚の紙〉の〈枚〉にあたる類別詞が多く使われる。中国語では〈一張紙〉〈這張紙〉(この紙)のように数詞や指示詞と名詞の間に類別詞(この場合〈張〉)を置くが,カム・タイ語群では,〈紙・枚・一〉〈枚・紙・この〉の配置をとり,チベット・ビルマ系言語では,〈紙・一・枚〉〈紙・この・枚〉の順をとることが多い。…
… (g)シファン(西番)語系 四川省涼山イ族自治州のアルス(爾蘇)語,ドス(多続)語,ナムイ(納木依)語など。 (h)カチン(景頗)語系 ミャンマーのカチン州と雲南省に分布。 (i)ヌン語系 カチン州のヌン語と雲南省東北部のトールン(独竜)語に大別できる。…
※「カチン語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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